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    【旅するむすぶログ】原木舞茸の魅力に迫りましたっ

    むすぶ青果スタッフが、

    丹波山倶楽部酒井さんに原木舞茸の魅力について迫りましたっ

    インタビュー形式でお伝えいたします!

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    *丹波山村はどんなところですか?*

    酒井さん:山梨県にある村ですが、東京から車で2時間ほどで着きます。

    むすぶ :(後ろにある山を指さして)あれが丹波山ですか?

    酒井さん:丹波山という村の名前ですが、丹波山という山はないのです。笑
    村を流れる丹波川の水はとてもきれいで、アウトドアも楽しめる村ですよ。


    *原木舞茸を栽培するようになったきっかけを教えてください*

    酒井さん:きっかけは、村に住むおじちゃんの言葉ですね笑

    むすぶ :…??

         詳しくお聞かせください!笑

    酒井さん:村にきのこ栽培を行う20人くらいの団体があったんですね。高校が村 内にないので10年近く村を離れて帰ってきたときに父の勧めでその団体の手伝いに行ったんです。そしたら、そのグループの1人のおじさんがこんな山奥なんだから原木舞茸をどんだけ作ったって売れ残らない!と言って…

    むすぶ :その根拠は??笑

    酒井さん:単純に山=きのこで売れるでしょ!というおじさんの考えだったらしいんです。団体は高齢の方が多かったので、今はもうそのおじさんは亡くなられてしまったのですが… その言葉を信じて原木舞茸にフォーカスしてここまでやってきました!

    むすぶ :そのおじさんの先見の目が凄い。。天国から、丹波山倶楽部さんのことを微笑んで見守っている気がしますね!

    *最大でどれくらい大きい舞茸ができましたか?*

    酒井さん:4.9kg!!

         2kgや3kg株もちょこちょこできます。

         なんと、サイズの大小によって味の差はないんですよ。

    むすぶ :小さいほうが香りや旨味がぎゅっと凝縮されて濃い味になるのかなと思いましたが、大きくでも変わらない旨味。驚きですね!


    *原木舞茸はどうやって作られるのでしょうか?*

    酒井さん:ざっくりとお話すると、まず、11~12月に原木の伐採を行います。伐採した木を玉切り(切断)し、浸水させ、袋に詰めて殺菌します。

    舞茸は椎茸などに比べて弱い菌のため、殺菌は必須です!

    殺菌してから、1月~3月頃菌をふりかけるように接種し、その後は室内で培養させます。



     7月頃から畑に植め込み、植え付けてからは舞茸に草が絡まないように雑草をとりながら発生をひたすら待ちます。

    むすぶ :想像していたよりも栽培期間が長くて驚きました。

    酒井さん:収穫は9月中旬ごろからたったの3週間なのですが、原木の伐採など重労働含め1年がかりの栽培なので、全国的にも担い手が少なくなっていますね。

    むすぶ :丹波山村も同じ状況ですか?

    酒井さん:丹波山は例外ですね。笑 村内で作る人も多くなっていますし、丹波山倶楽部の収穫量も年々増えています!

    丹波山倶楽部でほだ木(菌)をつくり、村の方々が菌を購入し栽培しているのです。


    *原木舞茸は雨が続くと影響はありますか?*

    酒井さん:収穫時期に雨が続くと良いものが取れないということはありますね。。

         余談ですが、梅雨が短いと原木舞茸が顔を出す(発生)のが早い傾向であることが分かってきています。

    *酒井さんが考える原木舞茸の1番の魅力はなんでしょう?*

    酒井さん:フォルム!!!

    (画面越しでしたが、とっても嬉しそうなお顔でお答えいただき私も興奮してしまいました!)

         もちろん味も美味しいですが、まずは目で味わっていただきたいです!箱を開けた瞬間のあの感動と迫力を。

         目で見て堪能した後は、色んな料理にアレンジしていただきたいですね。


    *原木舞茸は普通の舞茸と何が違うのでしょうか?*

    酒井さん:実際に栄養素を測ってみたことがあるんです

         乾燥させた原木舞茸に含まれるビタミンDを測定したところ、一般的に流通している舞茸に比べ6倍も多く入っているという分析結果が出ました。

    乾燥させる場合は、機械乾燥ではなく天日がおすすめです!

         乾燥させることでより香りが増しますよ。

         届いたら、乾燥までさせなくても日光にあてたら少しビタミンDが増えるかもしれませんね。笑

    *原木舞茸の最適な処理方法を教えてください*

    酒井さん:到着したら、箱を開けていただき、保管は常温で大丈夫です!

         白い粉が出てくることがありますが、白い粉は菌なので問題ないですよ。

    むすぶ :原木舞茸は洗って良いんでしたっけ…?

    酒井さん:水溶性なので洗うと旨味が逃げてしまいます。

         汚れがついていた場合はカットするか濡れたふきんなどでさっとふき取ってくださいね!


    *おすすめの食べ方を教えてください!*

    酒井さん:まずは揚げて召し上がっていただきたいですね。最高の旨味です

         ちなみに酒井家は天ぷらは一切せずフライ推し!!(ソースをつけてさくっといただきましょう。)

         いや、でもすき焼きも捨てがたいんですよ、、、

         少し時間が経つと水分が抜けて香りがますます良くなるので2日目はすき焼きはいかがでしょうか?どんなお肉でも合います!!

    むすぶ :フライ、すき焼き、、想像しただけでも美味しそうです。

         他にもおすすめありますか?(図々しい…笑

    酒井さん:1kgは結構な量があるので、揚げてもすき焼きにしても、それでも食べきるのは難しいかも…

         そしたら、小分けにして冷凍してください。汁物に入れたり、炊き込みご飯はいかがでしょう?

         冷凍にすると細胞が壊れてより美味しくなるのでぜひ!

    むすぶ :原木舞茸の炊き込みご飯。。贅沢ですねぇ。

         私も色んなアレンジをして今年も美味しくいただきます!


    さて、ここまで酒井さんへのインタビュー内容をお届けしました!

    原木舞茸の世界観はいかがでしたでしょうか。

    丹波山倶楽部発足のきっかけとなった一声を放ったおじさんに、美味しい舞茸の可能性を広げてくれてありがとうございますと天国に向かって伝えたいです。

    そして丹波山倶楽部さん、原木舞茸の価値と可能性に気づき、私たちに伝播してくださりありがとうございます。出会えて良かったです。

    美味しいレシピ話を聞いて、みなさん、ますます食欲をそそられたのではないでしょうか。

    多くの方に、原木舞茸の魅力と迫力と感動を味わっていただけたら幸いです。

    限定数となっていますのでお買い忘れなく!

    ご注文お待ちしております(^^)/