みなさんこんにちは!
遂に、本格的に”あの”シーズンが到来してきましたね(´;ω;`)
“あの”ってなに?と思ったそこのあなた、あれですよあれ。
目がかゆくて鼻の奥も痛い…
悩まれている方も多いのではないでしょうか?
そう!そう!「スギ花粉のピーク」なのです。
今週末は気温がぐっと上がり花粉の飛散量はさらに多くなる模様、、
きゃー、、、、
私はかゆい目をこすりたい欲を必死に我慢しながら、目薬を常備して出かけているのですが、、
なんと気になる記事を発見💡
柑橘類に多く含まれるヘスペリジン(ビタミンP)は花粉症のアレルギー反応を抑制する効果も期待できると言われているらしい…!!そうなんだ!!
花粉症ではなくても、春は日中と夜の温度差が激しくて、風邪をひきやすい…
風邪予防や疲労回復にも寄与する栄養素が詰まった果物を日常的にぜひ摂り入れてみてください!
この流れで柑橘のお話に行くかと思いきや、、
今回は、前回告知しました越後姫(えちごひめ)について🍓
五泉のさといもに引き続き新潟つながりで新発田市のIchi-Rin苺稟さんの訪問ブログです。
まずは、Ichi-Rin苺稟さんについて簡単にご紹介。
Ichi-Rin苺稟さんについて教えて!
新潟県の新発田市で越後姫(えちごひめ)という苺を栽培しています。
新発田市がある地域は下越地方にあたり、アスパラや蓬莱柿(いちじく)の産地でもあります。
苺農家の数はなんと県内で新発田市が1番多いのだとか!
この足跡の正体は…?尾っぽが長いことで知られる、「キジ」です。
むすぶ青果スタッフ訪問以降は見かけていないようで、足跡を見られただけでもラッキー♪
次回はお目にかかりたい。
園主の若杉智代子さんは、
18年ほど前に新発田市にUターンをし、主婦をやりながら約10年前に越後姫の栽培を始めました。
2018年からは直売所もOPENし、越後姫単体だけでなくフルーツサンドやシフォンロールなどの加工品の販売も行っています。
~ここからは、
智代子さんのお話を中心にお届けします!~
越後姫の栽培を始めたきっかけは?
智代子さん)もともと父が稲作や家畜を営む専業農家をしており、
「これからは施設園芸の時代だ」と苺の苗や備品を発注したのですが、、その直後に父が倒れてしまい…
農業をやるつもりは全くなかったのですが、何から何まで全て発注してしまった状況だったので、やるしかなくて、、
やると決めたら、とにかくできる限りのことはやる、と腹を決めて農家になりました。
むすぶ)お会いする前は、苺への深い愛情と丁寧な作業から、苺が大好きで地元に帰り栽培を始められたのかな?と思っていため、正直とても驚きました。
農業をやるつもりは全くなかったと今でも言い切ってしまうほどの智代子さん、、それくらい人生が変わった瞬間だったのですね。
人生何があるか分からないな…
越後姫ってどんないちご?
智代子さん)お姫様のような姿から名付けられた新潟生まれの品種です!
智代子さん)新潟の冬は特にどんよりとした曇り空の日が多くて、、
日照時間が短く雪が多い新潟で時間をかけて赤くなり、熟されるからこそ美味しくなります。
智代子さん)形はごつごつしていて、水分が多いとくぼみがなくなるのです。
水分量の関係かと思うのですが、寒いとごつごつ感が増しますね。
智代子さん)5回くらい花芽が出ます。1回目が1番大粒で、その下にどんどん小さい粒ができていきます。1回目の大粒は、4Lサイズ(12粒入り)級ですね!
※「花芽」とは、成長して花になる芽のこと
智代子さん)とても傷みやすく繊細ないちごなので、収穫で触れる際は特に気をつけています。発送も集荷を頼まず、営業所に自分で持って行きます。
やはり、輸送中にどうしても擦れたりしてしまうので、、、
なるべく良い状態でお客様にお届けできるよう、自分ができる範囲で対策をしています。
むすぶ)東京や神奈川のスーパーでは見かけたことがなくお恥ずかしながら知らなかった越後姫という品種。
輸送に弱いこともあり、県外への流通量は限られてしまうのだろうか、、
訪問した際、新潟の直売所やスーパーには越後姫がずらーっと並んでいたのに、関東に戻ってきたら全く見かけない。知る人ぞ知る美味しいとっておきの苺です!
4Lサイズの大粒は、頬がパンパンになるくらい大きくて、食べ応えはもちろん、満足感もたっぷり。
口いっぱいに果汁が広がり、ジューシーさは格別ですよ。
Ichi-Rin苺稟さんの越後姫の魅力を教えて!
智代子さん)とにかく香りが強いです!
越後姫を栽培している他の生産者の方からも、苺稟の越後姫は香りがとっても良いという嬉しいお言葉をいただいています。
むすぶ)本当に香りが良く、箱を開けた瞬間、越後姫の世界に飲み込まれるかのような、とても良い香りに包まれるのです。ぜひ皆さんにもこの感動を味わっていただきたい。
Ichi-Rin苺稟さんのこだわりとは?
智代子さん)手入れが行き届くよう、ハウス1棟のみで栽培しています。
みなさんにご注文いただけてとても嬉しいのですが、、今後増やす予定はないですね。
智代子さん)また、収穫した越後姫は、余すことなく全量何かしらの形にしています!
昨年はコロナの影響で贈答需要が増え、越後姫単体の発送が多かったですが、小粒はピューレにしたり、洗って冷凍イチゴにしたり!とアレンジ色々。
直売所ではシフォンロールやフルーツサンド、杏仁豆腐なども販売しています。ドライフルーツは特におすすめ。苺の真ん中2枚しか使わず作っているので贅沢品なんですよ!
むすぶ)今後栽培数を増やす予定はなく、引き続き”自分のできる範囲で”手間をかけ、愛情を込めて栽培する。
農業と一口に言っても色んなカタチがあって、それぞれの取り組み方、関わり方があって良いし、それこそが新しい農業の形なのかなとも思います。
小規模で始めて、要領が掴めたらどんどん規模を拡大していく農家さんもいれば、小規模で粛々と続ける農家さんもいらっしゃる。
苺稟さんは後者で、売れ行きが良く毎年足りないくらいの状況であれば、欲張ってしまってもおかしくない。
そんな中、小規模で集中して全力を注ぐ。
考え方の違いでどちらが良い、悪いという話ではありませんが、智代子さんの素晴らしい人間性が出ていて、とても素敵な農業への関わり方だなと…
次が最後の質問!
共働きの家庭も増え、育児も仕事も頑張るお母さんお父さんはたくさんいらっしゃると思います。
智代子さんも、育児と仕事を両立させている1人で、主婦と越後姫の栽培をどのように両立させているのか気になったのでお聞きしました💦
智代子さんの”1日”を教えて!
智代子さん)朝、子供たちが起きる前に直売所で販売するフルーツサンドなどデザートの仕込みをして、そのあとハウスで越後姫の収穫をしています。
子供たちを学校へ見送ったら、収穫した越後姫をパック詰め。
午後から直売所を開いてデザートや越後姫を販売し、直売所を閉めたら遠方のご注文者様への発送対応をしてから帰宅。
だいたい毎日このような流れで生活していますね!
むすぶ)一緒に働いている仲間にも、育児も仕事も頑張るママさんが…!
私は社会人になってもうすぐ2年。慣れてはきましたが、自分ひとりで生きていくだけでも毎日必死状態、、
生き方は人それぞれですが、育児も仕事も頑張るママさんをいつも側で見ていて本当にすごいなと。。
智代子さんの1日も会社員とはまた違って、”家庭に””農業に”大忙しの1日でしたね。
智代子さんの、とことんこだわり、打ち込む姿は同じ女性から見てもかっこいい、心からそう思います。
お話して、「みんなを幸せにするには、まずは”みんな”という大きな括りではなく、自分の身近な人に幸せを分け与えることから始める。」ということを実践している、そんな印象を受けました。
「まずは、あなたの周りの人を大切にして」と智代子さんと智代子さんの大切な越後姫のお姫様たちに言われているような、優しく励まされているような心地よさを感じます。
生き方に惚れます。出会えて良かった。
最後に、、、
みなさんにお届けする際に、同封されているパンフレットにこんな記載があります。
「与えられた運命と環境の中で、実を結ぶ。いちごのように、未来を信じてすすむ力強さをあなたにも。」
このコメントを見たときに、まさに若杉さん!!と思った私。
若杉さんから私たちへのメッセージ、じんときます。。
出会いと別れの春です。
この春から新しい環境に身を置く人もいらっしゃるのではないでしょうか。
世界は今不安と悲しみに包まれている状況ではありますが、いちごのように力強く前を向いて。
頑張りすぎなくて大丈夫!越後姫がゆっくりと赤く完熟するように、私たちも焦らずコツコツと進めばいい。
若杉智代子さんが心を込めて栽培する越後姫は数量限定での販売となっています。
お買い逃しなく!