みなさん、こんにちは。
紅葉もそろそろ見頃を迎える頃でしょうか。
お布団から出たくなくなる時期も刻々と近づいてきていますね。笑
本日は、数量限定でお届けしているスーパーラ・フランスについてご紹介したいと思います!
「スーパーラ・フランス」とは、ラ・フランスの中でも、認証園地のみ、サイズは2L以上糖度は14度以上の条件を満たした選ばれしラ・フランス集団を指します。
選ばれた栽培農家、有機質の土づくり、厳選された管理体制で育てられたラ・フランス、、、優等生の匂いがプンプン漂うこの集団は「スーパーラフ」の愛称で親しまれています。
おいしさの秘密を探りに、スーパーラフの選果場の内部へ
そんな、スーパーラフが収穫されてから皆さんのもとに届くまでを探るべく、山形県の選果場に行ってきました!(2021.10月下旬)
山形県天童市は、「ラ・フランス」の生産量日本一を誇る産地!
さすが「ラ・フランス」の生産量日本一を誇る産地! !想像以上の規模です!
センターには合計9個の冷蔵庫があります。
1個の冷蔵庫に1万2,000コンテナ入る巨大な冷蔵庫です。
おおお”(-“”-)”このびっちり加減。
だいぶ高く積まれていますが、落ちないようにしっかり固定されています。
上のほうは、写真に映りきらないほど詰まれているのですが、今まで落ちてきたことはないみたいです。
さまざまなところに技術が散りばめられていますね。
センターに運ばれてきたラ・フランスたちは、こちらの3℃の冷蔵庫で1週間予冷をかけられます。
鮮度保持の秘訣!? 予冷とは
ここで疑問。
なぜ予冷をかけるのでしょうか。
「予冷」とは、低温冷蔵庫に入れ果実の呼吸を抑制すること。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、イチゴも予冷をかけて出荷しています。それは鮮度保持対策になるからです。
いちごの果実を低温にすることで呼吸を抑え、糖や酸の減少を抑制すると、”色”や”つや”を維持することができます。
ラ・フランスも出荷ケースごとに「予冷」をかけるのが一般的。
いちごと同様、収穫直後に冷蔵庫に入れて呼吸作用を抑制します。
↓ここからがいちごとちょっと違うところ!
冷蔵庫で寝かせた後、常温に戻せば一斉に呼吸を始めてラ・フランスが含んでいるデンプンが糖分に変わり、食べごろに向けて追熟が進むのです。
ラ・フランスは収穫後と食べごろの皮の色の変化はほとんどなく、、
(正直なところ、私も見極めの自信がないです。。)
みんなにとって分かりやすいこれといった指標がないため、予冷をかけることでおおよその食べごろ目安を算出しているのです。
皆さまの元に届くまで、届いてからお口に入るまでのことを考えた、食べ頃を分かりやすくするための産地の工夫でもあったのですね。
予冷を終え、いよいよ選別へ
さてさて予冷を終えたラ・フランスたちはコンテナから取り出され、大きさを選別してレールに順に乗せられます。
そして、このレールの先には、、
見てください!この光センサー。ぴかーん。見事に反射していますね。笑
こちらのセンサーでは、糖度・熟度・硬度を測ります。
今年は春先の霜と雪による枝折れの影響で、山形県のラ・フランスは例年の60%程度の収量。5万6,000コンテナあまり。
コンテナ数を言われてもパッとしないかと思うのですが、昨年は初日で2万コンテナ納入したと聞くと今年の少なさが顕著に分かりますね。。
13年前の10倍!生産者の努力が結実
そんな不作の年ではありますが、スーパーラフの園地認証を受けてている農家さんの今年のスーパーラフの出荷割合としては3割!例年よりもスーパーラフの出荷割合は高いとのこと。
収量は落ち小玉傾向ではあるものの、その分糖度が高いのですっ
なんと、13年前はスーパーラフの割合はラフランス全体の3%だったのだとか…
近年は、スーパーラフ指定園地も増えてきているといった話もあり、より美味しいラ・フランスを栽培すべく力を入れて天童市が取り組んでいることが分かりますね。
時間をかけて、コツコツと広がってきています!
そんな、スーパーラフは皆様の元に続々と出荷が始まっています!
到着したら、、、
ラフランスは収穫してから食べ頃まで皮の色の変化がなく、、香りや柔らかさで追熟度合いを判断しなければなりません。
食べごろ見極めのポイント!
判断基準としては、香りが濃くなる、肩を押して柔らかくなってくる。軸の周りにシワがよってくる…などなど。
食べごろの見分け方は、商品ページで詳細に記載していますので参考にしてください<(_ _)>
柔らかくなったかな~、匂いはするかな~、、いつ食べようかな~~
ラ・フランスと向き合い、心が落ち着く時間もいいですね。
美味しいものを食べる前のウキウキ感と、食べた後の満足感、あの幸せな時間がたまりません!
毎日忙しいそんなあなたも、届いたラ・フランスちゃんの食べごろを逃さないためにチェックを怠らずにお願いしますね。
早く食べたいそんなあなたは、温かいところに置くと追熟が早まりますよ。
さいごに
1番美味しい状態で食べてもらいたいと誰もが願う一方で、農産物は気候の関係や個体差もあり、なかなか食べごろの判断が難しいものもあります。見極めがしやすい果実もあれば、品種によっては色の変化もなく香りや柔らかさで判断するものもありますよね。
だからこそ、出荷する農家さんももちろんプロであってほしい、でもそれだけではなく食す私たち消費者もプロになる必要があると感じます。美味しい状態を見極めて旬を感じられる人たちを増やしていきたい、
一緒に日本の旬を体感し、堪能できるよう、むすぶ青果としても適切なご案内ができるよう努めてまいります!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。